HORUGELという今は無きメーカーのピアノを弾かせていただきました。

先日saraさんとのユニットEudaimonia.でコンサートさせていただいた大阪堺88keysで初めてHORUGELという今は無きメーカーのピアノを弾かせていただきました。特徴的な音色で弱音で弾いたときの木の音がする感じが素晴らしかったなぁ〜。舘野泉さんのアイノラのシベリウスのときの質感に近い感じがした。
基本ピアノは生き物だと思っていて触れるときには必ず心の中で話しかけてから弾く(笑)本当に色々なピアノとの出会いが面白くて、人と近い感覚もあって、このピアノは合わないなとか受け入れてもらえてないなと思っていても時間を経て、お互い変化していく中で合うようになったりもするし、長い時間愛されてないピアノはなかなか心を開かなかったり(笑)
逆に素晴らしいピアニストがたくさん弾いている場所のピアノは凄く良い音が鳴るし、良いピアニストが弾いた直後でもすぐに音色が変わる。詰まっていたものが取れて開放されていく感じ。素晴らしいミュージシャンと共演したときに自分の頭のてっぺんがパカっと開く感覚にも似てる。
たしかにこの感覚があるので気になって調律師の久連松さんに質問してみたら、ピアニストのタッチによって音当たる場所が変わって、それによって湿気とか乾燥する場所が実際に変わってくる、、、とのことで思い込みじゃなく理論的にもそうなってることに驚いたの思い出しました。
88keysのHORUGELをまた弾きに行きたいです🌳
